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Sungei Buloh Wetland Reserve行ってきた その1

以前、シンガポールのありのままの自然を見たいといって、自然保護区に行ったお話を載せました。

minesg.hatenablog.com

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この時、「次は湿地に行きたい」宣言をしていたのですが、

有言実行、宣言どおりに湿地に行ってまいりました。

 

ということで今回は、Sungei Buloh Wetland Reserveのお話です。

 

 

Sungei Buloh Wetland Reserveってなに

Sungei Buloh Wetland Reserveは、日本で言うところの湿地の自然保護区です。

湿地と言いましたが、実際はかなり広い自然保護区で、

湿地だけでなく、池、森林、そしてマングローブまで幅広く保護しているのがこの地区です。詳しくは場所を見てもらった方が早い気がしますが。

 

海は海でも対岸にマレーシアがあるような場所なので、Sungei Buloh Wetland Reserveに行くとマレーシアを見ることもできます。すごいですね。

 

自分はマングローブ林に行ったことが今までなかったので、「マングローブを見たい!!!!!!!」という一心で今回は行ってまいりました。目的が単純でいいね。

 

 

まずはSungei Buloh Water Reserve Visitor Centerへ

Kingfisher Podというモニュメントがある海岸に行くため、まずはSungei Buloh Water Reserve Visitor Centerに向かいました。

Sungei Buloh Water Reserve Visitor Centerをちょっと過ぎたところには小さな池があって、カエルや魚が沢山いました。下の写真からカエルを見つけてね。

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かわいいな~。Hylarana erythraeaかな?と思うのですが、どうでしょう。

これはおそらくガガブタ。ふわっふわ。

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なんだけど、ガガブタって花弁の数決まってないんですかね?上の写真だと5なのに、下の写真だと6なんですよ。

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幾つか見比べてみたんですが、5、6どちらも沢山あって、変種という感じでもなかったです。不思議だなぁ。

 

Kingfisher Podに向かう道。あ~、いい森ですね……。

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とはいえ、Bukit timahに比べたら鬱蒼と茂ってる感じでもないし、樹高も高くない気がします。

なんだろう、幹がしっかりぶっといやつがあんまりいないのかな?ヤシみたいなものとかが多めな印象を受けました。やっぱり場所が場所なだけに、生息できる植物も変わってくるというか、制限されてくるのかな。

こんな植物がずーっと茂ってるゾーンもありました。これなんだろう?

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2mか3mくらいしか高さがない感じで、親しみやすいサイズ感でした。中がスカスカで、秘密基地とか作れそうでしたね。あと「となりのトトロ」で小トトロと中トトロを追いかけて通るトンネルにも似ていた(伝わるのか?これ)。

 

森を抜けると……海岸がみえてきた!

 

うわーい!海岸じゃい!!!!!!!

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いい感じに干上がってますね。干潟はいいな。探索したいな。

でも残念ながら、干潟に直接下りることはできません。干潟の2mほど上を通る通路から眺めるしか方法がないです。

ちなみに海の向こうに見えているのがマレーシアですよ!文明を感じる!

ぐるっと見るとこんな感じの景色です。

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干潟に差し迫るのは森です。もこもこ。

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この干潟に隣接する森の地面を見ると、トゲトゲしているのがよくわかります。

これは「気根」ですね!?生えすぎてどの気根がどの植物のか全然わかんないですね。ていうか針山、地獄絵図みたい。風流がないな。

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ヒルギもいましたよ!この足!この足が見たかった!!!

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ヒルギ、もっと小さいもんだと思いこんでいたんですが実際はめちゃくちゃ背高かったです。5mくらいだと思ってたのに、10mは余裕であるんじゃないか?

日本のマングローブだとヒルギはそんなに背が高くならないみたいですが、こちらだと普通に背も高くなるみたいです。そもそも種類も同じのもあれば、違うのもあるようで、こっちの方がヒルギの種類は多いみたいですね。知らなかったなぁ。

 

本当はもっと干潟をじーっと見続けて、スキッパー(トビハゼとかの魚)とか、カブトガニ?とか、色々見つけたかったんですが……ちょっと時間がなかったので、泣く泣く離れました。次来た時はここで3時間は粘ります。本当です。

 

 

さて、ここから沿岸沿いの森を通って次の目的地へ……と思ったら、なんと工事中で通れませんでした。次の目的地であるSungei Buloh Wetland Reserve Wetland Centreに行くには、普通の道路を通るしかないようです。

えーと思いながら森を抜けて道路に向かう途中で、でっかいオオトカゲに出会いました。

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でっかいねぇ。立派だねぇ。

あんまり警戒心もないのか、日陰に入ってうにゃうにゃしていました。眠たかったのかな。

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さて、ここから10分以上の道路散歩です。なんだよ~、森を通らせてくれよ~!

しかも道路、歩道ないんですよね。脇の芝生の中を「歩いた道が歩道なのだ」と言わんばかりに通って進みました。なんだこれ。

ぶーぶー言ってたんですが、中々面白いものも幾つか発見しました。

面白いもの1つめ。唐突に出現した犬。

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めちゃくちゃ毛並みいいけど、君、飼い犬?それとも野良?

シンガポールの街中では、野良犬どころか野良猫も全然見ません。なので、こんな場所で犬と出会うとは思わずびっくりしてしまいました。道路の真横なのにこの寛ぎようです。肝が座っていますね。そしてかわいい。

 

面白いもの2つめ。ワニ農園。

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企業のマークっぽいもの。

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本当にワニなの?と思ったら、本当にワニを養殖する農場らしいです。

このワニ農場には13,000頭もワニが養殖されていて、食肉処理とか、皮なめしとかしてるんだって。

孵化や研究もされているそうで、本当にワニ農園だ……ってちょっと愕然としました。だってワニ農園があるなんて思わないんだもん。思わないでしょ?

ちょっと見学してみたい気持ちになりましたが、ぐっとこらえて前に進みます(一応言っておくと、見学は予約しないとだめみたいです)。ひたすら車がほぼ通らない道路と広大な土地が続きます。こんなことなら休日に来たらよかった。休日ならバスでひとっとびなのに。

皆さんは是非、休日に行かれることをおすすめします(入場に$1かかりますが)。

 

続きは次回!