ナイトサファリに行ってきた
「今夜ナイトサファリ行こうよ」という突然のお誘いで、唐突ですがナイトサファリに行ってきました!!
ナイトサファリとはその名の通り夜の動物園で、シンガポールの観光名所の1つです!
営業も、夜になってからしか始まりません。本当に夜専用の動物園なんです!
そんなわけで、私達も18:30に現地入りしました。
行った日は平日かつ土砂降りの雨で(パークに入ってから雨は小降り&止みを繰り返すようになった)なかなかすごい状態だったのですが、割と多くの人が来ていてびっくりしました。人の流れを見る感じだと、隣接されている動物園やリバーワンダー(川の動物園?)に昼の間居た人がそのまま流れてくるのが主流みたいですね。
とりあえずお腹を満たそう!ということでご飯を注文。
私はチキンライスにしました。こっちに来て初めて食べた。
結論としては、普通に美味しかったです。量の割にはちょっと高いけど、しょうがないよなぁ。
あと、チキンライス美味しいけどちょっと甘ったるくて飽きちゃう。ニンニクとチリソースのおかげで最後まで食べ切れたなという印象がありました。
お腹を満たしたらいよいよナイトサファリへ!
まずは明るい内にトラムに乗車!!
色んな体験記を見ていると、英語トラムはめちゃくちゃ並ぶとか、日本語トラムを予約すべきとかありましたが、今回はコロナ禍のせいかスッカスカで、英語トラムにすんなり乗れてしまいました。
アナウンスの内容は、専門用語とか動物の名前とかはちょっと厳しかったものの、大意は汲み取れる感じだったのでそこまで問題もありませんでした。英語の発音がはきはきしてていい感じ。
トラムが進む道はまさに熱帯雨林……という雰囲気で、木々が密に両脇に生えた道路をずんずん進んでいきます!ものすごく冒険感があります。そして、急にワッと場所が開け、各動物の住む場所が現れます。サファリ、というととても広大な土地に動物たちが混ざって生活しているようなイメージを抱くかもしれませんが、この動物園では1つの場所に基本1種の生物です(混ざっているところもある)。その上各場所もそんなに広いわけではなく、動物園よりもちょっと開放的に見える(というか森の中っぽく演出されている?)という感じです。
でも自然界で見てるような雰囲気はあるし、次何がでるかわからないからドキドキするし興奮する!!!夜しか見られない行動や姿を見られるというのも、楽しいです!
日本では見られない動物も沢山いるしね……!!!!!!!!!
トラムはめちゃくちゃ動く上、動物が見られるかどうか、どの位置にいるかも全て運なので、なかなか写真がうまく撮れません。ほんの一部の無事撮れた写真はこんな感じです。
Asiatic Lion(インドライオン)!肉体美!!!
インドサイ!ごつごつ!装甲かな!?かっこよい!!!
バッファロー!肉肉しい!!!筋肉の塊!!!角いい!!!!!!
マレーバク!白と黒のコントラストすごい!!!!でも暗いから見つけた時思ったより近くて白しか見えなくてめっちゃびっくりした!!!!!!
アジアゾウ!!!!絵になる!!!!!なんか妙にみんな耳パタパタずっとし続けてて活発に動いてる!!!!!!夜だから!?
という感じでして。無事撮れたのはこれくらいです。
ほかはもうブレブレか、何も撮れてないか、暗すぎて写らないから諦めて目に焼き付けるかしてました。
終始興奮しっぱなしの、最高のトラム旅でした。
トラムが終わったら次はショーだ!と思ったのですが、天候のせいでなんとキャンセルに……。
ならばトレイルも制覇してしまおう!ということで、トレイルに乗り出しました。
トレイル、歩くんでしょ?トラムの方が楽でいいなぁ……と最初は思っていたのですが、実際歩いてみたらめちゃくちゃ良かったです。
何が良かったかというと、一つは真っ暗な熱帯雨林の中を歩くという非日常感。熱帯雨林を夜に歩くなんてそうそう経験できないよ!?あのじっとりとした空気、温度、暗さ……全てとてもよかったですね。ドキドキワクワクしっぱなしでした。
人工的な森なんでしょ?と思われるかもしれませんが、案外ちゃんと再現されてます。その上飼育してるわけじゃない動物も割と住み着いているみたい。森の中を歩いている時、カエルの大合唱が聞こえたり、謎の黒い影が足元をすり抜けていったりと、謎現象に何度か遭遇しました。そんなわけで、めちゃくちゃ楽しいですよ。
良かった点2つ目は、じっくり動物を見られること。トラムではあっという間に過ぎていってしまうので、生態観察があまりできないんですよね。それが時間をかけてできるので嬉しい!
良かった点3つ目は、トラムでは見られない生物が沢山いること!トレイルでしか観察できない生物もいっぱいいるんです。こういう生物たち全部を見逃すところだったのか~、と思うと、行ってよかったなと個人的には思いました。
とはいえトレイルも基本は暗い上、動物がどの状態にあるかは完全に「運」です。動物が素早ければ写真なんて撮れません。
ここからも、奇跡的に撮れた「良さそう」な写真のみを紹介してきます。本当はもっといるのよ!?
スナドリネコ。本当は魚をとっているところを見られるらしいんだけど、今回はじーっと川の中を見ている姿しか見られず……。夜更けにもう一度来てみたけどその頃にはもはや見えるところにはいなかった。寝てしまったかも。
オオアリクイ。でか!ふさ!かっこよ!!!!!!見れば見るほど謎フォルム。デザイナーさんに頼んだみたいな新進気鋭のデザインが好き。
キョン。一人でぽつんと座ってた。
センザンコウ。ずーっと歩き回る上、木に登ったり降りてきたりと慌ただしいひとだった。全然写真撮れない。立ち止まってくれ。
トラ。でか~そして寝てる~。夜は寝るのね。
バビルサ。距離遠い!角長い!!!!!!!頭蓋骨しか見たことなかったので、ここで出会えて感動。
バビルサを別角度から。
活動はあんまりしてなくて、群れでみんなもよもよしてた。好戦的なわけではないらしい。
ウンピョウ。もしかしてウンピョウってウン=雲=Cloudedのヒョウ?ぐっすりおねんね。ネコ科は大抵夜は寝てるのかな。
ヤマアラシ。群れで生活するみたいで、皆でワ―っと急に出てきてワチャワチャしてた。ふんごふんご言ってる。そして毛がシャワシャワと音を立てる。
一人の子が別の子に近づいてってお尻に衝突したら、衝突された側が怒って(?)ワ―っと毛を拡げる姿も見ることができた。面白い。ヤマアラシのジレンマか。
ビントロング。餌もらい中で、なんともいえないお顔。もっふもふで案外でかい。
オオコウモリ。でかい。でかすぎてちょっと怖い。とんだ姿も怖い。
こちらもお食事中で、吊り下げられたスイカやバナナを器用に手繰り寄せてひっくり返ったまま食べていた。
で、なぜかヤモリもいた。
タテガミオオカミ。でかい!そして脚がとーっても長い!!!美脚に衝撃を受けるレベル。かっこいい!!!!
個人的に一番気に入ったのがこのアルマジロ。
かわいいおしり!
この子はずーーーーーーーっと歩き回っていて、そのスピードが予想外に早くてびっくりしちゃいました。いや~本当にかわいかったです。今回の入場料の90%はこの子のために払ったと言っても過言ではないな。
ということで、全然写真ない上に説明がすっからかんなんですけど、とってもとっても楽しかったです!!!!!!!!!!
勿論写真に撮れなかった大量の動物がいて、その子達も本当に魅力的でした。何より動物の夜の姿を見られるというのはいいよね!皆のびのび暮らしてそうなのも好印象でした。
帰りもシンガポールの夜というなんともいえない空気を感じることができました。いい経験だったね!