生物学好きのまいんが、シンガポールで生活する中で出会ったものをひたすら記録します。

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Singapore Botanic Gardens行ってきた2 その4

その1~その3

minesg.hatenablog.com

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長い道のりでしたが、今回で終わりです!

今回はGinger GardenとLearning Forestを回って、最後Rain Forestをぶらついて帰ります。

 

 

まずはGinger Gardenから。

噂では、綺麗な花でいっぱいのガーデンとのことで、どんな花と出会えるだろうかとかなりワクワクして入りました。

説明書があったので読んでみます。

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と、期待感上がるじゃないですか!

すると、もう一枚の板にこんなことが書いてありました。

At any time throughout the year, some gingers will flower, but the best period to visit the Ginger Garden is between June and August. If you want to see the whole spectrum, you must visit this garden regularly – you will always find something new.
Ginger flowers are very delicate and generally only last a single day. They look their best in the morning or early afternoon, wilting quickly towards the end of the day.

えっと……

今12月。しかもGinger Gardenに到着したのは午後3時。

 

完全に外しました。

最適な時期と時間があるなんて知らなかったよ……。がっくしです。

 

とはいえ、なにも咲いてないわけでもなかろうと思い、取り敢えず散策をしてみることにしました。

が、やはりほとんど咲いてなかったですね。

かろうじて咲いていた子もかなり元気なさげでした。植物の前に置いてある看板に表示されている花はどれも全て素晴らしいのに、何も見れないなんて……

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この超綺麗な花を咲かせそうな、ここの目玉っぽい花も

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この状態。

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蕾?みたいなものは見ることができました。

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これは時期と時間を改めて再勝負するしかないでしょう。

勉強になりました。

皆さんも、行くときは計画的にどうぞ。

 

 

落胆した気持ちを抱えつつLearning Forestへ。

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ここもかなり広いゾーンだったので、全てを回りきることができませんでした。

体力も気力も限界が近い……

池、説明書を読みたかったのですが、バズーカ砲みたいな望遠鏡を抱えたおじさんが説明書の前を陣取ってて何も読めませんでした。

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これはCanarium vulgareという木だそうです。

根っこの形が面白いですね。

ジャワアーモンドとも呼ばれる実ができて、食用されるそうです。今回アーモンドという名前がつけられたものに出会う確率が多い気がする(Sea Almondとか)。

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Dorian Theoryというゾーンもあったので歩いてみたのですが、ひょろ長い木がそこら中に生えているだけで、どれがドリアン?って感じでした。

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そしたら全部ドリアン属だったみたいです。

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うーん、難しい。

集中力も絶え絶えだったので全然気づきませんでした。

次挑戦するときはちゃんとプレート見てどれがドリアンなのかチェックしよう。

 

全然違う場所でですが、こんな実も発見しました。

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説明書によると、Pong PongとかButa Butaとかいう名前で親しまれている植物らしいです。

かわいい名前だな、とか、実かわいいな、とか思ったんですが、これキョウチクトウ科でした笑

suicide treeという別名も調べるとあるらしくて、名前の破壊力が半端ないです。

ちなみにこの実は、食べると心臓が止まる可能性があります。海に浮くような繊維質の殻?なのだそうで、海にぷかぷか浮かんで色んな海岸に分布していくんだって。

やっぱり、何も知らない植物を食べちゃだめだね。ていうか触るのも怖いね。皆さんも気をつけてください。

 

 

ということで、これで一応旅を終え、最後はRain Forestをまた通りながら帰宅することにしました。

目が肥えたのか、フタバガキが沢山あることに気づくことができました。葉っぱではかなり同定できるようになってきた(勿論間違える)けど、幹だけだとちょっとまだ難しいな。

キタカササギイチョウとかフクロウとか見えないかな~という邪な気持ちもあったんですが、全く会えませんでした。

落胆して出てきたら、なんと私を慰めるかのように大きな・黒い・黄色い影が!

Troides helenaという見事なチョウが目の前の枝に止まってくれたのです!

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あんまりサイズ感分からない写真になってしまったのですが、手のひらよりも大きいくらいのサイズだと思ってくれたらいいと思います。手の付け根から指先まで、一方の羽の端からもう一方の羽の端まで届くのです。

また、胴体の太さも成人の人差し指くらいあります。すごいサイズ!

なにより飛び方が優雅で美しい。黄色が本当によく映えるのです。本当は鮮やかな赤も胴体のところに持っています。誰しもがハッとするはずです。

今まで何度も飛ぶ姿を見て、追っかけて、全然追いつけなくて終わっていたのですが、今回止まってくれたことでじっくり観察することができました。チョウ、本当にありがとう。

 

 

ということで、今回のSingapore Botanic Gardensも最高でした。

まだまだ無限かと思えるような植物が未チェックのまま残っていますし、Orchid Plazaも行けていません。次回はOrchid Plazaを攻めたいところ。

いやはや、今から次回が楽しみです!

 

 

余談:

つい最近、Singapore Botanic Gardensでカワウソの襲撃事件があったという報道がありました。

www.straitstimes.com

え!?カワウソにも会えるの!?見てないからいたらいいな!!とギャングカワウソたちに思いを馳せて今回行ってみたんですが、見事に空振りいたしました。

ですが代わりに(?)カワウソのオーナメントがクリスマスデコレーションされている姿を見ることができました。

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皆さんも良いお年を!