生物学好きのまいんが、シンガポールで生活する中で出会ったものをひたすら記録します。

生物に興奮した記事が多くなる予感がする。

コメント・スターしてくれるととても喜びます!

「シンガポールは中国語『も』学べます」、じゃなくて……

シンガポールの留学案内とか見ていると、

シンガポールでは英語が公用語なので英語の能力がアップする!

シンガポールでは中国語もやろうと思えば勉強できる!

シンガポール多民族国家なのでグローバルに活躍するのに役立つ!

みたいな謳い文句が見受けられます。

 

じゃあ実際に来てみてどうだったのか?というのを、今回は題材にしてみようかなと思います。

あくまで個人的な感覚なので、その点はご了承ください。

 

 

シンガポールは英語が公用語=生活のメインが英語、という意味ではなかった?

シンガポールに来て一番意外だったのが、「英語メインじゃないじゃん!」というところでした。

来る前は英語メイン、中国語もちょっとある……みたいな感じだと思ってたんですが、実際街中で聞こえてくる言葉や広告を見ている限り、中国語の方が多いくらいです。

英語は政府が指定した公用語であって、住民たちの本来の母国語は中国語というパターンが多いのではないかと勝手に思っています。それくらい中国語ばかり耳にも目にも入ります。人々の会話も中国語ばっかりです。

 

「とはいえ公用語は英語なんだから英語で生活できるでしょ?英語のスキルアップに役立つでしょ?」

いや、それも怪しいです。

一応英語が話せれば大体の場面では役に立ちますし、英語を聞き取る力がないとやれないことも沢山あります。

当たり前ですが日本語は通じないので、英語が強制されるというか、英語がないと生きれないorステップが進められない……という点では、英語力は嫌でも鍛えられるでしょう。

なんですが、じゃあ英語さえできればすべての場面で生き抜けるか、というとそうではなくて、

実は中国語「しか」通じない場面も結構あります。

例えばホーカーという地元の食堂みたいなところは、中国語しか通じない人がかなり沢山います。食事は日常的に必須なものなので、最低限の中国語のやり取りができないと困ってしまいます。

中国語が話せなかったせいでホーカーの人に怒られた、みたいなこともあるそうです。ヒエーという気持ちになってしまいますね。

 

ホーカー以外の場所でも飲食店系は案外中国語onlyな店員さんが多い印象です。高級店に行けばそんなことはなく、英語でも応対可能なのですが、安めのお店ではありがちです。

他にも服屋、美容院等など、割と日常的に使うようなお店が中国語onlyだったりするので、本当に中国語を多少話せる力がないとやっていけません。またはボディ・ランゲージで頑張り切るしかありません笑

あとは道を聞かれるのも大抵中国語ですね。自分の場合はシンガポールに来てから5回は道を聞かれましたが、すべて中国語でした。唐突な上に中国語なので、たまんないです。

 

そんなわけで、公用語が英語=英語メインではなく、

「英語も一応通じるところが多く英語があれば大体大丈夫だけれど、中国語がほぼ公用語状態で使われている」

というのがシンガポールの現状な気がします。

なので、「英語が勉強できる!頑張れば中国語も勉強できる!」という宣伝文句よりも、

「英語と中国語が話せないと生きるのに苦労する国ですよ!」の方が合っている気がしますね。

 

 

あとは、よく知られていることではありますがシンガポールの英語はちょっと独特で、本当に英語のスキルアップに役立つのか?と割と疑問に感じます。

シングリッシュといって、独特の文法や発音、訛りがあったりするのです。私の印象では、かなり中国語の影響がある英語です。リズムが不思議なのです。

また、街中で会話するときには多少文法ぐちゃぐちゃでも、なんなら単語だけでも、通じてしまってなんとかなってしまいます。発音も綺麗じゃなくても通じます。向こうの英語もこれでいいのか?って発音だし、お互い様感があります。

おそらくですが、多民族国家であるせいで余計に「英語っぽければ通じる」みたいな状態になっているんではないでしょうか。

そんなわけで、自分の英語は全然綺麗になりませんし、長い文章言わなくても通じちゃうので文章構成力もアップしていく様子がありません。

ただ生活するだけだとあんまり上達しそうにないので、もっと窮地に立たされてかつ長い文章のやりとり・細かい表現のやりとりが必要になるような場所に強制的に置かれるのが重要なのではないでしょうか。

 

 

多民族国家であるが故に「なんでもいい」「どうでもいい」になる

シンガポール多民族国家なのですが、日本人が想像する「多民族国家」とはどんなものでしょうか。

私は、「多民族が一国家に住んでいて、でも文化や言葉が違うから、きっと色んな場所に分かれて住んでいて、そうそう接触することはないのだろうな」と思っていました。

ところがどっこい、シンガポール多民族国家は完全に多民族が混じり合った状態になっています。街を歩けば、白い肌から黒い肌まで様々なカラーの人と次々すれ違いますし、服装もヒジャブであったり、サリー風であったり、短パンTシャツであったり、ワンピースであったり、ほぼ肌色であったり……本当に様々です。

当たり前のように多民族が同じ場所に共存して、隣合って一緒に生活をしています。食堂も当たり前のようにハラルとノンハラルで食器を返す場所が違いますし、スーパーでも食材を運ぶ器具がハラルとノンハラルで異なります。ショッピングモールではタイ、インド、中国、韓国、日本、オーストラリアなどなど、色んな国名を掲げたお店がずらりと、かつ堂々と並びます。勿論どのお店に入っても怒られることはありませんが。これが当たり前の風景なのです。誰も他民族が共存することを気にしていない。すごいことですよね。

さて、こんな多民族が日々ひしめき合う中に自分が置かれたらどうなるか。

「自分は多民族の内の一民族でしかないな」

「民族が違っても普通に一緒に生活する人でしかないし、一景色を構成するパーツでしかないな」

「皆好き勝手な格好して言葉を喋ってる。私もどういう格好しててもどういう言葉を喋ってもいいよね。誰も気にしてないし

という気持ちになるんですね。私だけの可能性はありますが。

日本にいる時は、どういう格好で外に出るべきか、とか色々気にしましたが、

こちらでは部屋着のような格好で外に出る人もかなり多いので、部屋着みたいな格好で外にも出るようになります。

一方サリーやヒジャブのような綺麗な格好も多いので、気が向くと綺麗なワンピースで歩きます。

食べるものも好き勝手決めますし、

入る店も好き勝手ずんずん入ります。

こんな風に、最低限互いの文化に対するマナーを守れば、どう生きたって良いみたいな気持ちになってきて、とても自由を感じられるようになるのです。

これは日本では感じられなかった感情で、私としては大変生きやすく、街中に楽しく出られるのです。人の目を気にしないで振る舞えるのは幸せです。

多文化に触れられることで、その文化の美しさや良さにも沢山気づけます。私はこっちに来て初めて「ヒジャブってかわいいな……綺麗だな……」と思うようになりました。今まではその良さをそこまで際立って感じなかったのですが、こちらでは大変魅力的に見えます。他の文化も勿論色々素晴らしい点があって、どの文化も美しく、良いなと思えるようになりました。これもまた、多文化が生き生きと息づくシンガポールだからこそ感じられる感情であって、日本では中々得難いものではないかと思います。皆が伸び伸び文化を発揮している点が、シンガポールの素晴らしいところなのです。

 

さて、こんな風に様々な民族の美しさ・文化・良さを享受するとともに、「どうでもいい」「なんでもいい」のマインドと人目からの自由が得られる点では大変素晴らしい多民族国家ですが、

果たしてこれはグローバルで活躍するのに役に立つマインドとして正解なのでしょうか……?

勿論こういうマインドがグローバルで活躍する際には必要であることは間違いないでしょう。「なんでもいい」のマインドは思いもよらなかった素晴らしい事業をグローバルに展開するのに役に立つかもしれませんし、現地の人とやり取りする際には必要なことかもしれません。

とはいえ、なんかかっこよくないというか。グローバル人材が持つべきマインドの正解って本当にこれでいいの?と不安になります。なんかもっと気高くていい感じのものだと思ってた。

てことで、シンガポールに来ても気高いマインドは得られないかも知れません。純粋な感動と、ある種の開放がここにはあります。

 

 

おまけ:シンガポールは「綺麗」で「安心」か?

ついでなので、シンガポールについてよく言われる「綺麗」「法が厳しい」「安心」などのイメージについても触れておきます。

 

まず、何よりも強く言えるのはかなり安心できる国だということです。治安はめちゃくちゃいいと思います。

普通に外出できて、普通に他人とお喋りできて(または話しかけられて)、普通に無警戒に生きていられる。シンガポールは人々もかなり優しく、かついい意味でゆるい気がします。

中国語がまともに喋れなくても、英語がまともに喋れなくても、雰囲気と優しさでコミュニケーションできる点はありがたいです。割とどんな場面でもそうです(VISAを取るためのICAという機関に行ったときですら、職員さんは優しかったです。勿論無表情にテキパキ無慈悲な人もいますが、優しい人の方が多い印象です)。

 

次、綺麗かどうかについてですが、比較的綺麗だとは思うけれど、思ったより綺麗でもないなというのが個人的な印象です。

上で私は「シンガポールの人は優しいしゆるい」みたいな話をしたんですが、たぶんもうちょっと的確に言うと何もかもが割と雑なんですよね。よく考えてみれば英語もそう、コミュニケーションもそう、お店の対応とかもそう、で、挙動もそう。

日本みたいに、テキパキ確実!じゃないんです。例えばお店ではお客さんがいなければスマホをいじり続け、お客さんが来てもスマホをいじり続けます。拭き掃除は座りながらやるし、注文は間違えられることもかなり多いです(○○入れて、と注文しても、入ってないことはめちゃくちゃよくあります)。

そんな感じの仕事への態度なので、掃除も割と雑めです。そして、案外ポイ捨てもされています。街中にはゴミ箱も沢山設置されていますし、たぶん意図的にポイ捨てはされていないと思うんですが、それでもなんかゴミがちらほら落ちています。

てことで、完璧綺麗、超クリーン、というよりは、人がちょっと気にして頑張ってる程度の小綺麗さというか。いい意味で生活しやすく、肌に馴染む綺麗さな気がします。

 

ここまで話してなんとなくわかってきたと思うんですが、とにかくシンガポールの人々は雑で、どうでもよい、なんでもいい、が前面に出た振る舞いをしがちです。本当に雑なんです。

どれくらい雑かというと、銀行の口座開設審査で必要な書類や許可不許可が担当する人によって変わったり、ICAの公式がHPで出してる書類の形式が古いverで持って行っても突き返されたり、行くたびに申請方法の案内が地味に変わったりするくらい雑です。やめてくれ~!

そんな雑ムーブばかりに触れていると段々、「こういうバラバラで他に無関心な人々を統率するためには強い法も必要になるよな……」と、強い法の縛りがなぜ発生するのかもなんとなくわかってきました。

なんなら強い法があっても割と飄々と生きているのがシンガポールの人々です。最低限守ればいいんでしょ、と雑に生きているのです。

政府は苦労してるんじゃないかな、とちょっと思ったりもします笑。

 

 

とはいえ、最低限を守りつつそれ以外は他人に迷惑をかけない程度雑であることは、悪いことなのでしょうか?

私はこっちに来て、改めて「日本人は勤勉だってそりゃ言われるよな」って思いました。

いつも何をする時でも人の目を気にして、外出一つするのにも服を選び……

仕事中は客がいようがいまいが一生懸命立ち続け、責任感から時間外労働し……

そういう日本人の文化のおかげでめちゃくちゃ良いサービスや良いクオリティのご飯etcが得られるのは大変ありがたいことです。ですが、

他人に迷惑をかけず、差し障りのない程度であれば、もっと責任や周囲の目から開放されたっていいんじゃないか、と

客の居ない店内で自分でマッサージチェアを使って遊んでる店員さんをこちらで見ながらちょっと思うようになりました。

 

 

そんなわけで、シンガポール、個人的にはとても素敵な国だと思っています。

日本人も一度来て、この雑で自由な空気に身を浸してみたらいいと思います。

ぜひぜひ、シンガポールにいつか来てみてください!

私は何を食べているんだ?

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STUFF'Dという野菜がおいしいお店があります。

stuffed.com.sg

私はよくここのサラダを食べているのですが、先日「ケバブも美味しいよ」と勧められたのでケバブに挑戦しました。

注文しようとしたら、たまたまImpossible Kebabというのが安くなっていたので、じゃあそれを頼んでみよう、ということで頼んでみたんですね。

結果はめちゃくちゃ美味しくて最高、大当たりの選択でした。

まず何より野菜がいい。野菜の美味しさがしっかり伝わってくるんです。

加えて皮の感じ。分厚さが最適解でした。

そして何より肉です。肉が「肉!」という感じで、かなりしっかり感じられて、食べごたえも抜群でした。野菜と肉のハーモニーを感じつつ、でもぎっしり入ったお肉に肉肉しさを感じながら、うまいうまいといってぺろりと平らげてしまいました。

 

 

 

ここまではよかったんです。

 

 

 

美味しかったな~また頼みたいな~と思いながらメニュー一覧を眺めていて、

ふと、こんな疑問が湧いたのです。

 

「Impossible Kebab」のImpossibleってなんだ???

というのも、メニューには

  • Chicken Kebab
  • Beef Kebab
  • Impossible Kebab

という風に、あたかもKebabの前の言葉は肉の種類だというような並びが書かれていたんです。

私は最初、Impossible KebabというのはImpossibleなくらい美味しいKebab、なにかしら特別なKebabであろうと思っていました。

実際食べたときも美味しいと感じただけで、特に違和感もなかったのです。

 

でも、もし肉だとしたら、Impossibleってなんの肉……?

自分が食べたものを思い返しても、チキンとしか思えなかったので、チキンを何かしら加工したものがImpossibleなのだろうか。

そう思って調べてみました。

するとこんな記事が!

sethlui.com

 

Impossible Meat!?

こちら、なんと、人工肉だったのです!!!!!!!!!!

impossiblefoods.com

 

とはいっても、ダイズなどの植物から作られた肉なので、培養肉とかとは違うのですが……。

Researchat.fmでも以前話されていた気がしますが、Impossible Meatの場合は肉の感じを出すためにヘム*1を取り入れているらしいです。

最初の頃はダイズの根粒にてダイズが作るレグヘモグロビン*2を抽出しようとしたっぽいですが、現在はダイズのレグヘモグロビンのDNAを酵母に持たせてヘムを作らせているんだそうな*3

そこに植物由来のタンパク質などをあれこれ組み合わせてできてるのがImpossible Meatらしい。ふーん。

 

 

そうかぁ、Impossible Kebabというのは、すんごいケバブ……ではなくて、ある意味すんごい人工肉のKebabだったのね。と思った。

 

 

思ったけど。

 

 

私、食べた時チキンだ!と思ったはずなのに、サイトを見る限りImpossible MeatはBeefに擬態してるっぽいんだよな。

なんでだろう。

この本当の答えの可能性は3つ。

  1. 店員さんが間違えてChicken Kebabを作った。
  2. Impossible MeatはKebabの場合チキンに擬態している。
  3. 私の舌がポンコツなのでチキンだと思い込んだ。

さて、どれでしょうね。

真相は藪の中(いや、もう一回頼めばいいだけなんだけど……)。

 

 

てことで、何を食べてるのかわからないまま適当食べてる私でした。

 

 

 

後日談:

Impossible Kebabを後日改めて注文してみました。

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これ牛に擬態した肉じゃない???

私が最初に食べた時のチキン感は全く存在していなくて、ずっとミートソースみたいな味でした。ミートソースっぽいせいでちょっと塩辛い。

これをチキンだと間違えることは絶対ないと思うので、仮説2と3は棄却されて1の「店員さんが間違えてチキンを作った」だったんじゃないかなと思います。

でも私はチキンの方が好きだ。次からはチキンを頼みます。

*1:赤血球のヘモグロビンはヘム鉄を含み、そこで酸素をくっつけたり離したりします。そういうのがヘムです。

*2:根粒では根粒菌マメ科植物から糖を貰ってエネルギーを作り生活して、窒素固定をすることで空気中窒素をアンモニアに変えて植物にプレゼントしている。根粒菌がエネルギーを作るには酸素が必要なんだけど、窒素固定は酸素があると関連酵素等が障害される。どうしようねということで解決策になるのがレグヘモグロビンなのだ。レグヘモグロビンが酸素を握って根粒に存在することで、窒素固定関連酵素を障害しない。エネルギーを作りたくなったら、レグヘモグロビンから直接酸素をその都度もいで使う。そんな仕組みが根粒にはあるんだね。

*3:と、わかったように書いているが疑問があり、実はレグヘモグロビンのグロビン部分はマメ科植物側、ヘム部分は根粒菌側が提供すると聞いたことがある。酵母菌にグロビンのDNAを持たせただけでレグヘモグロビンはできるのか?いや、鉄なりヘムなりは別経路で与えるのだろうか。ちょっと謎。論文読めばわかるんだろうけど、気力が……

レイニーチャイナタウン

ど~こだ???

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チャイナタウンだよ。

タイトルはフレデリックの「レイニーチャイナガール」を意識しているよ。ずっと小雨に降られたのでぴったりだなと思って……。

 

とはいえ、ちょっと景色がチャイナタウンって感じじゃないですよね。

日本の中華街だと、こうはいかないでしょう?ちょっと洋風っぽくないですか?

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このチャイナタウンという街は、シンガポールの都市開発を進めていく中で、伝統的な景色も保存しなければいけないよね、という流れで保護された土地らしいです。

後々、中華系の人々がかなり集まってきてしまってみちみちになったので、チャイナタウンも大きくなったようですが……。

で、このジョブ・ハウス(またはショップハウス)と呼ばれる間口の狭い建物たちは、その建てられた時期によって装飾とか傾向が変わるんですけど、

一概に言えるのは様々な文化の融合の下にあること―イギリスとか、中国とか、マレーとか―なんだそうで、それ故のこの独特の雰囲気なのだそうです!

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チャイナタウンは広いので、全てを回りきれたわけではないのですが(今回は用事があったのでちょっと通っただけ、というのもある)、それでも色とりどり&形も様々な建築物が沢山並んでいて、とても面白いなと思いました。

もっと知識があったら楽しめるんだろうが、あんまり予備知識もないまま行ってしまった……。

 

 

さて、チャイナタウンのメインの通りからちょっと外れると、ちょっと自然み溢れる道がありました。

こんなところもあるのか~と思いながら歩いていたら、急に目の前に歩いて出てきた小さな影集団が!

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え?

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ウズラか??????????

野鳥なのか、飼われているのかさえよくわからないのですが、人を怖がることもなく、そこら辺を自由に行き来していました。なんだったんだろう。

 

チャイナタウン内を歩いているはずなのに、チャイナとは全然関係なさそうなものにも沢山出会いました。こういうヒンズー教寺院とか……

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モスクとかもありました。

シンガポールのチャイナタウンは、チャイナと名前がつきながらも様々な人種の方が共存している区域であるようで、それ故このような寺院も普通に建っています。

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こういう宗教的な美しさは、よくわからないけれど神秘的で心にぐっとくるものがあります。

 

チャイナタウンコンプレックスという大きな商業施設の集まり?みたいな場所も通りかかりました。

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一番メインになるところには入りませんでしたが、周辺のお店と人々の憩いの場を見て回るだけでもかなり楽しかったです。

憩いの場ではおじさんたちが座っていてお酒を飲んだり議論したり……

ぷっくり太った猫ちゃんを撫でていたりかまっていたり。猫ちゃん、こっちに来て初めて見ました。この場所では野良猫がいるのかな(下の写真みたいな野良猫を歩いている時も見かけた)。

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個人的に一番おもしろかったお店は鑑賞魚屋さんです。

外からの見た目だけでもぐっと来ませんか。

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お店の表には数多のベタや金魚などが所狭しと並べられていて、それはもう圧巻という感じでした。

加えて、蛍光色の魚が売ってるんです!

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日本でももう売ってるんだろうか?

というか、どうやって蛍光色にしてるんだろうか。遺伝子組み換えで蛍光タンパク質を入れてるのか、はたまた何かペイントしてるのか……

全然理屈はわからないんですが、チャイナ感を感じて喜んでしまいました。

 

 

コンプレックスを離れてしばらく歩くとかっこいい建物が!

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新加坡佛牙寺龍牙院というらしい。

本当は中に入れるらしいんですが、今回は時間の都合で入れず……。また行ってみたいですね。

ちなみにこの建物の周り(軒の下)には沢山の人が鴨川等間隔のように地べたに座っていて、思い思いにお酒を飲んだり猫をかまったりしていました。

あと、近くの木の下にもチャイナが出ていました。

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夕飯は、有名なお店「东北人家」で食べました!

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なんか、妙に日本人の口に合う中華料理らしいですね。

美味しいごはんが食べられるかな!?と期待して行ったら大成功だったので、皆さんも是非行ってみてください。

肉汁溢れる水餃子や……

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もっちりした皮がおいしい焼き餃子。

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辛いけどうまい、くせになる辣子鸡に……

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めちゃくちゃ食べごたえのある青椒肉絲

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どれも最高、かつ安い!お手頃価格で沢山量が来るので楽しめます。

大人数で行くと分け合えるからいいかも。

 

あとシンガポールに来て初のタイガービールも飲みました。

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ビール、ず~~~~~~~~~っと飲んでないし、そこまで得意なわけでもないのであんまりよくわからないんですが、人の言うところを聞くと「薄い」らしいです。

でも私は別にそうは思いませんでした。普通のビールかな~でもキレがあるとかじゃなくて、やわらかい感じかな、と思ったり。

小さいコップ2杯しか飲んでないのに酔った(というか二日酔いになった)ので、もう飲まないかなぁ笑

 

 

そんなこんなで気の抜けたチャイナタウン探索でした。

スーパー買い物記録

買ったものをひたすらレビューしていくぜ!!!

 

白菜

鍋に使った。普通に美味しかったよ。くたくたに煮たら日本の白菜だった。

 

冷凍のイカボール

イカボールって怪しい字体で書いてあるやつ。

普通に美味しい。イカなのかはよくわからないけどなにかの練り物的なボールなのはわかる。

お鍋に入れたらおいしいよ。

 

ホッケンミー

福建麺って書いてあるやつ。

鍋のしめに入れるとおいしい。

ちゃんぽん麺に似ているような、中華麺ぽいような……もちもち。

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マレーシアのかぼちゃ

見た目は「皮の色がなんか違うかぼちゃ、あと種が異様に詰まってる」くらいなんだけども、味は全然違う。

こっちのはちょっと繊維質で、甘さ控えめ。でもかぼちゃの味はする。

はまると割と美味しい。あっさり系。

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フェアプライスのウインナー

フェアプライスの自社製品のウインナー。

粗挽き含めて4種類しかないけどおいしい。

私はあらびきが一番好き。日本のとちょっと味は違うけど、ぱきっとした食感がよい。

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火鍋のもと

海底捞という有名なお店が出している火鍋のもと。

これはトマト鍋のやつ。おいしい。

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トマトのものしか試してないけど、多分はずれはないと思う。

 

冷凍のホーファン

布のようなべっちゃりした麺?生地?ぽいものに、アクセントのない優しすぎるあん。

おいしいかもしれないけど私にはちょっと……リピートはしない。

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OWLのインスタントコーヒー

3in1という、砂糖とミルクとコーヒーが一体化したやつ。

やすいし美味しい。ひたすら甘い。

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豆腐

日本式豆腐という名称のものを買ったら普通に鍋でいけた。ちょっとまろやかすぎる豆腐。

でも玉子豆腐はダメだった。なんていうか、謎の味がずっと長引いて、人工的に作られた玉子豆腐味に苛まれる感がある。

さっぱりした玉子豆腐が食べたい。

 

あぶらあげ

パフという名前で売っている。普通に食べられる。おいしい。

 

もやし

妙に高いのはなぜなのかよくわからないけれど、普通にもやし。

スーパーで選ぶ時は腐ってるものが多いので気をつけて選ぶべし。

 

チキンヌードル

おいしい。日本のチキンヌードルを想像するな

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PorKeeの冷凍豚肉

おいしいし、こっちでは最安値レベルで安い。おすすめ。骨注意。

 

チンゲンサイ

普通にチンゲンサイなので普通にチンゲンサイとして使える。問題なし!

 

クズイモ


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なにこれ???????????って感じの食材なのだが、切ると白いなめらかな断面になるやつ。

煮て食べたらダイコン、ジャガイモ……とも言えないような、なんとも言えないお味でかつ甘みがある。案外おいしい。

生でも食べられるらしく、現地ではサラダにスライスして入れたりするんだって。へー。

シンガポールのお菓子①

国が変われば食事も変わる、ということを本当に実感しています。

外食の看板は、これ何の味なの??どういう食べ物なの???ていうかどう食べるの???ってなるものもかなり多いです。とはいえマクドナルドなどの普通のお店もあるし、日本の外食産業も割とあるのであんまりアウェイ感はないのですが……

 

それよりも問題なのは「地元のスーパー」です。

もはやワンダーランドですよ。

最初に行った時には、本当に何もわからない……という状態になって、呆然としてしまいました。

普通はスーパーって、見慣れた場所だし、探しものも割とすぐ見つかるし、目に飛び込んでくる陳列物もあーこれはこういう商品ね、安いかな~みたいにすぐ処理できるじゃないですか。

 

海外スーパーだと、目に飛び込むものすべてが初見なのでそういう簡易な処理が脳内でできずにバグるんですよね。

 

どういう生物なのかわからない魚、植物……

何に使うのかわからないアイテム……

そもそも何者なのか成分が全く見えてこない物……

そういうものが大量に目に飛び込んできます。

その上、どこに何があるかのイメージがなく、陳列物から察しようとしても陳列物が意味不明なので結局どこにあるのかわからない。というか、存在しているのかすらわからない。

値段が普通なのか高いのか安いのかなんてもちろんわかりません。

選択肢も大量にあるっぽいんですけどどれが正解か、違いすらわからないし、

日本で見慣れた食材っぽいものもあるんですけど、それが本当に日本で見慣れたあの味がする食材なのかもわからない、という……(例えばこちらのペットボトルのお茶なんかは、砂糖が入ってたりします。なんという初見殺し!)

 

ということで慣れるまでは本当にスーパーが魔窟のようでした。

最近はちょっとずつ慣れてきて、だいぶ恐怖心?的なものはなくなってきましたが、それでも未だにどこに何があってどういう選択肢があるのかはよくわかりません。一生懸命生きています。

一個ずつ調べて、試して、様子を見ていくしかないですね。美味しいものに出会えればそれでいいのです。

 

 

 

そんな毎日小さなチャレンジを繰り返す私ですが、どうせなら色んなチャレンジをメモっていったら誰かの助けになるのではないか(自分に対しても)と思ったので、今後は自分が試したものを積極的にアップしていこうと思います。

今回は「スーパーで買ったお菓子」を取り上げます。

ちなみにお菓子コーナーには、カルディでみたようなお菓子がかなり沢山平然と並んでいます。あとキットカットとかもあるよ。どうせなら初見、かつ安めなお菓子を試したい、ということで、以下のものを試したのでご紹介します。

 

Dairy Milk Chocolate Hazelnut(CADBURY)

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160gで$2~$3くらいだった気がするチョコレート。

ヘーゼルナッツが好きなので試してみることにしました。

安めだからナッツほぼ入ってなかったり、砕かれてたりするのでは?と思ったけれど……

 

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実際はごろんごろん入ってます!!!!!!!!!!すごーいね。日本だとこうはいかないな。

食べてみると、カカオ感はあんまりなくて、かなりミルクです。

甘くって、キャラメルを食べたかのような味が後まで長く尾を引きます。口の中が甘々になる。

そもそもMILKって書いてあるんだから甘かろうという話なのですが、私はカカオっぽいのが好きだからもうちょっとダークなのを探したいです。

でも普通に美味しい部類なのではないかと思う。

 

 

GANZE MANDEL(Ritter SPORT)

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これは100gで$1.65くらい。アーモンドがごろごろ入っていて、ぱきっとした食感がおいしい。

おいしいのだけれど、やはりこれも甘い(そりゃあMILKだもの……)。キャラメルのような甘さが尾を引くので、もっとビターが欲しい。

 

 

HERSHEY'S DARK CHOCOLATE

40gで$1ちょっと超えるくらい。このチョコレートは今までスーパーで食べた中でダントツ美味しい。

ただの板チョコなんだけど、妙に美味しい。ダークチョコなので甘みも程よい。

 

 

merci

当たり前に美味しいチョコレート。

棒状だから色んなフレーバーがサクッと食べられるのも嬉しい。

日本でも売っている&食べたことはあるけれど、こっちの方が若干安い気がする?

普段食べられるようなチョコレートではないけれど……。

 

Chips More! 2X OATS DOUBLE CHOC

オーツ麦が配合されたクッキー。$2くらい?

中にはペラっとしているものの、案外密めにクッキーが入っている(もっとスッカスカだと思っていた)。

オーツ麦の食感もいいし、チョコレートの味もいい。甘さも程よい。これは小腹が空いた時に食べたいし、かなり美味しい部類だと思う。

唯一問題なのは、オーツ麦が入ってる、というだけで、なんだか健康に良さそうな気がしてパクパク食べてしまうこと。よくない。

 

 

ということで、今の所食べたお菓子を紹介しました。

また色々試したらどんどんアップしようと思います~。

Singapore Botanic Gardens行ってきた2 その4

その1~その3

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長い道のりでしたが、今回で終わりです!

今回はGinger GardenとLearning Forestを回って、最後Rain Forestをぶらついて帰ります。

 

 

まずはGinger Gardenから。

噂では、綺麗な花でいっぱいのガーデンとのことで、どんな花と出会えるだろうかとかなりワクワクして入りました。

説明書があったので読んでみます。

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と、期待感上がるじゃないですか!

すると、もう一枚の板にこんなことが書いてありました。

At any time throughout the year, some gingers will flower, but the best period to visit the Ginger Garden is between June and August. If you want to see the whole spectrum, you must visit this garden regularly – you will always find something new.
Ginger flowers are very delicate and generally only last a single day. They look their best in the morning or early afternoon, wilting quickly towards the end of the day.

えっと……

今12月。しかもGinger Gardenに到着したのは午後3時。

 

完全に外しました。

最適な時期と時間があるなんて知らなかったよ……。がっくしです。

 

とはいえ、なにも咲いてないわけでもなかろうと思い、取り敢えず散策をしてみることにしました。

が、やはりほとんど咲いてなかったですね。

かろうじて咲いていた子もかなり元気なさげでした。植物の前に置いてある看板に表示されている花はどれも全て素晴らしいのに、何も見れないなんて……

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この超綺麗な花を咲かせそうな、ここの目玉っぽい花も

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この状態。

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蕾?みたいなものは見ることができました。

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これは時期と時間を改めて再勝負するしかないでしょう。

勉強になりました。

皆さんも、行くときは計画的にどうぞ。

 

 

落胆した気持ちを抱えつつLearning Forestへ。

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ここもかなり広いゾーンだったので、全てを回りきることができませんでした。

体力も気力も限界が近い……

池、説明書を読みたかったのですが、バズーカ砲みたいな望遠鏡を抱えたおじさんが説明書の前を陣取ってて何も読めませんでした。

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これはCanarium vulgareという木だそうです。

根っこの形が面白いですね。

ジャワアーモンドとも呼ばれる実ができて、食用されるそうです。今回アーモンドという名前がつけられたものに出会う確率が多い気がする(Sea Almondとか)。

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Dorian Theoryというゾーンもあったので歩いてみたのですが、ひょろ長い木がそこら中に生えているだけで、どれがドリアン?って感じでした。

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そしたら全部ドリアン属だったみたいです。

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うーん、難しい。

集中力も絶え絶えだったので全然気づきませんでした。

次挑戦するときはちゃんとプレート見てどれがドリアンなのかチェックしよう。

 

全然違う場所でですが、こんな実も発見しました。

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説明書によると、Pong PongとかButa Butaとかいう名前で親しまれている植物らしいです。

かわいい名前だな、とか、実かわいいな、とか思ったんですが、これキョウチクトウ科でした笑

suicide treeという別名も調べるとあるらしくて、名前の破壊力が半端ないです。

ちなみにこの実は、食べると心臓が止まる可能性があります。海に浮くような繊維質の殻?なのだそうで、海にぷかぷか浮かんで色んな海岸に分布していくんだって。

やっぱり、何も知らない植物を食べちゃだめだね。ていうか触るのも怖いね。皆さんも気をつけてください。

 

 

ということで、これで一応旅を終え、最後はRain Forestをまた通りながら帰宅することにしました。

目が肥えたのか、フタバガキが沢山あることに気づくことができました。葉っぱではかなり同定できるようになってきた(勿論間違える)けど、幹だけだとちょっとまだ難しいな。

キタカササギイチョウとかフクロウとか見えないかな~という邪な気持ちもあったんですが、全く会えませんでした。

落胆して出てきたら、なんと私を慰めるかのように大きな・黒い・黄色い影が!

Troides helenaという見事なチョウが目の前の枝に止まってくれたのです!

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あんまりサイズ感分からない写真になってしまったのですが、手のひらよりも大きいくらいのサイズだと思ってくれたらいいと思います。手の付け根から指先まで、一方の羽の端からもう一方の羽の端まで届くのです。

また、胴体の太さも成人の人差し指くらいあります。すごいサイズ!

なにより飛び方が優雅で美しい。黄色が本当によく映えるのです。本当は鮮やかな赤も胴体のところに持っています。誰しもがハッとするはずです。

今まで何度も飛ぶ姿を見て、追っかけて、全然追いつけなくて終わっていたのですが、今回止まってくれたことでじっくり観察することができました。チョウ、本当にありがとう。

 

 

ということで、今回のSingapore Botanic Gardensも最高でした。

まだまだ無限かと思えるような植物が未チェックのまま残っていますし、Orchid Plazaも行けていません。次回はOrchid Plazaを攻めたいところ。

いやはや、今から次回が楽しみです!

 

 

余談:

つい最近、Singapore Botanic Gardensでカワウソの襲撃事件があったという報道がありました。

www.straitstimes.com

え!?カワウソにも会えるの!?見てないからいたらいいな!!とギャングカワウソたちに思いを馳せて今回行ってみたんですが、見事に空振りいたしました。

ですが代わりに(?)カワウソのオーナメントがクリスマスデコレーションされている姿を見ることができました。

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皆さんも良いお年を!

Singapore Botanic Gardens行ってきた2 その3

前々回↓

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前回↓

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今回はEvolution Garden再挑戦とHeliconia Walk踏破を目指します。

がんばるぞ!

 

 

さて、Evolution Gardenは前回のSingapore Botanic Gardens訪問時でも既に来ていたのですが(下がその前回の記事)

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実はその後色々調べ物をしていたところ、自分が見逃したもので超大事なものが幾つかある!ということがわかりまして……

それを是非見たい!!!ということで、今回再挑戦することにしました。まぁ何回来たっていいんじゃが。

 

入り口に来て、よし行くぞ!と思った瞬間、横に生えてたシダが可愛くて写真を撮ってしまいました。

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ゼンマイの形からどうやって展開するかわかりやすい!いい教材!とか思ったりして……

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まず見つけたかったもの1つ目!ストロマトライト(のレプリカ)!

そんなものどこにあったよ!?

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これか。

なんか適当な岩だと最初思い込んでました。ストロマトライトのつもりだったのか。きみ。

 

どうでもいい話ですが反対側にあったこれ。

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君柱状節理ではないかい!?マニアックすぎない……????

 

見つけたかったもの2つ目!クックソニア(のレプリカ)!

これは、どれだけ一生懸命探しても見つけられませんでした。おかしい……撤去されたのか?それとも私の目が節穴か……

誰か見つけたら教えて下さい。

 

見つけたかったもの3つ目!マツバラン!

めっちゃ普通にあった!えっ、枯れてない?大丈夫?なんかこじんまりいました笑

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マツバランはシダ植物なんですが、クックソニア(最古の陸上植物かも?と考えられている)にかなり形態が似ている「らしい」とされている植物なんです!

見てもらうとわかるように、茎のみで根も葉も持ちません。

シダなのに前葉体もハート型ではありません。

二叉の分岐を繰り返すのが形態特徴です。ズームすると棘が見えました(このためだけにマクロレンズを持参しました)。

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これはさきっちょ。

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胞子嚢はないか~、と思ってそこら辺をキョロキョロしていたら、別の場所に元気なマツバランさんがいました。

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これがマクロレンズで撮った胞子嚢じゃい!

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マツバラン、心ゆくまで堪能できました。

 

見つけたかったもの4つ目!トクサ!

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割といろんなところで実は観察できるんですけど(日本でも)、まぁでもね。こういうのは気持ちだから。

トクサはなんでトクサっていうか知ってます?砥石に使えるからトクサらしいですよ。私は知らなかったので調べてびっくりしました。

トクサ類は石炭紀からあると言われている超古くからいる植物です。ロボクリンボクフウインボク……とかって授業で習うんですが、ロボクはトクサ類の近縁なんだよね。(ちなみにリンボク、フウインボクは違う科と近縁だと考えられているよ。自分で調べてね)

 

見つけたかったもの5つ目のラストは「恐竜の足跡」!

あるらしいんですよ。探しました。

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ありました。こんなにあったのか。

この足跡の両脇には沢山のソテツの仲間よ。最高の景色ですね。

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こうして無事に見つけたかったものを(クックソニア以外)見つけられたので、あとは自由にプラプラしました。

かわいいシダ~!これもシダ!?とか言いながらシダをひたすら触ったり。これはホコシダというらしい。

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裏側に胞子嚢があるからシダだー!となる。

これもシダらしい。シダって色んな形があるんだなぁ。

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ソテツも色々あるんだなぁになったんですが、ちょっと載せてられないので割愛(というか今までの記事もかなりのものを割愛している……悲しい。全て伝えたい)。

 

 

ということで、Evolution Gardenを堪能して次はHeliconia Walkへ移動!

道中またタコノキみたいなやつを発見。

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お、またか?と上を見上げると……

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ちょっと葉っぱの形が前まで見てたやつと違くない???

一生懸命手元で調べてみたけれど、Verschaffeltia splendidaってやつに似てる気もするし、ちょっと違う気もする。なんにせよタコノキ科の葉っぱじゃない気がする。タコ足って案外あるのかぁ、と無知な私は思ったりした。

 

 

気を取り直してHeliconia Walkへ!

単子葉植物のショウガ目に属するすんごい鮮やかな花が大量に並んでました。名前からはオウムバナ科ばっかりだと想像していましたが、実際はショウガ目の色んなものを並べたみたい。

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すごかろう。

サイズは50cmとか1m届きそうなくらいの特大のやつです。こんなのがブラブラ道の両脇に下がっているので、興奮しかありません。

こういうコスタス系も綺麗だ~。

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ショウガ目だからいいんだろうけど、急にバナナも出てきました。

Thai Bananaと書いてあったので、日本でよく食べられている普通のバナナとはちょっと違うみたい。皮が薄いんだって。

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タビビトノキは見たらテンション上がるよねぇ!(タビビトノキじゃない?違う?間違ってたらつらいな……)

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こんな綺麗なのもいました。何者。

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沢山の綺麗に包まれ、池の周りを散歩する。最高の景色です。

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あまりにも気持ち良いので、そのままぐるっと池を回ってみることにしました。

すんごい根本を持った植物がいます。プレートによるとCarpoxylon macrospermumという子らしい。えっ、根本どうなってるの???

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池にはオオオニバスも浮かんでいます。乗りたいなー。

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Malayan Water Monitorにも遭遇。でっか!!!!!!!!!!初めてみた。

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一瞬でかすぎてワニかと思いました。それくらい大きいです。

ゆっくり泳ぎに行ってしまいました。かっこいいなー。

 

さて、池ももうすぐ一周するぞというところで、すごいものに遭遇しました。

今回の旅で延々と悩まされたタコ足系植物ですが、なんと……

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縦も横も超巨大タコ足(もはやタコ足なのか?)の登場!!!!!!!!!!!

タコノキ系なんですか???こんなに育っちゃうんですか??????

今まで見た中でダントツ大きいタコノキ系植物に出会ってしまいました。もはや秘密基地一軒作れるよってくらいです。写真に収まりません。

いやはや、タコノキ系なめてました。でかいのは本当にでかいんですね。ていうか本当にタコノキ系ですか????(不安)

 

 

ということで、だいぶ進めてこれました!あと1回で終わるといいな。