Labrador Parkに行ってきた その3
前回はこちら↓
今回もひたすらまだまだ植物があるので、写真を載せていきます。同定はできていない。
ねじねじ
上を見るとこんな葉っぱだった。ねじねじの木はこの葉の持ち主らしい。
Bukit Timahでも見たし、割とどんな環境でもいける子なのかな。
でかい葉
ヒルギ!しかも芽がある!!!Bruguieraのどれかかなぁ
出口に近づくにつれて、段々呼吸根が見えてきた!
タコ足も沢山いる!板根もいる!やはりここはマングローブ!!!!
もしかしてきみは:Ceriops tagal?
ヒルギの葉の付け方、面白いなぁ
またもやヒルギの芽を発見!!これはRhizophora stylosaなんじゃない?
と思って上を見上げたら、沢山の胎生種子が出来ていました。
下の方にはなくて、地上3mくらいに芽、そして10mくらいに実……と高さごとに段階が違うようでした。面白い。なぜそうなるんだろう?
面白いねっこ
かわいい花
これは!ヒルギ!!!Bruguieraの仲間じゃないかな!?赤い!!!!!!!
Hibiscus hamabo、ハマボウじゃないかな
そんなこんなで、やっとマングローブの道を一回歩き終わり終点まで来ました。
終点が駅なので、ここで昼食をとります。知らない内に3時間経ってました。
昼食のために歩いてたら、道路沿いのヤシにココナツが沢山できていました。
そして昼ごはんのマックのポテトには、明らかな別種が混入していました。絶対科から違うでしょきみ。
お昼ごはんを食べたら今度は、先程きたマングローブの道をもう一度、駅から公園に向かってーつまりさっきとは逆方向に歩いていきます!
すると!
あれ????
なんか呼吸根増えてない???????????
ていうかどこまで行っても浸水してる木がない!!!!!!!!!!!!!
実は、木は満潮のせいで沈んでいただけで、時間がたつと普通に表に現れてくるオチだったみたいです。
下の写真のように、公園の方までたどり着いてみると、行くときには見えなかった土地が明らかに見えるようになっていました。
木々には浸水した跡が……
こんな高さまで浸かって、よく無事ですよね。
常にこんなレベルの環境変化を味わうなんて、なんという過酷な状況だろうと改めて感じました。時間かけて行ってよかった。
ついでに、逆走中(?)また新たな胎生種子を発見しました。
加えて、海側の端ではAegiceras corniculatum?と思しきヒルギを発見しました。
最先端で頑張ってます。
塩、きつそう。
Labrador Parkに行ってきた その2
前回はこれ↓
引き続き、わからんわからんと言いながらひたすら植物の写真を撮っています。
なんとなくカサカサとして感じの葉っぱ。
なみなみしている葉っぱ。
よく生えていたシダ。
胞子嚢は円形かな?綺麗に整列してる。
ハリのある葉っぱ。たぶんヒルギ系だと思うけど……。
こういうハリハリしている葉っぱはヒルギだと勝手に思っている。
ちょっとひょろ長くて腹筋みたいにしっかり割れてる葉っぱ。
フタバガキみたいに細かく線が入った葉っぱ。
葉の根元に謎の構造物がある木
なんとなく板根状の木も川にあります
うーん、やっぱり浸水してるな……。
謎の曲がり方をした葉っぱ。どうしてこうなるんだろう?
ヒルギ……っぽいけどなぁ……。
板根状の木
上を見上げるとこまかーい葉がたくさんついて、かつ大きい木だと分かる。
ニッパヤシとか、板根とか
板根の周りには沢山の気根が見えますね!
葉がくるんと巻いている?
ものすごく整然と並んでいる……
謎の物体がついている……(あと葉も長い)
つやつやしてる。ヒルギ系?
まさにマングローブの木といった感じ、水に根が完全に浸かりながらも立派に生えています。でもヒルギじゃないね
葉っぱがまるい……Avicennia rumphianaの可能性もあるか?
見つけた芽はこんな感じ。
川が完全にマングローブのトンネルになっていてすごい
これもヒルギっぽいけど何者だろうなぁ……。
全然同定してないじゃん!というツッコミは置いといて、本当に多種多様な植物がマングローブにはいるなぁ&未だに浸水してるけど、本当にマングローブなのか?というもやもやを抱えたまま、次に続きます。
Labrador Parkに行ってきた その1
Labrador Parkに行ってきました。
自然保護区もある、海辺の公園です。
なんとこの公園、海も楽しめますが、
マングローブもあり、森もある、ということで、めちゃくちゃ色んな生態系が一気に楽しめる穴場です。
加えて、第2次世界大戦時にイギリス軍が日本軍を迎え撃つために作った戦争遺跡まであるという……
楽しみ放題じゃないか!と、ワクワクしながら午前中から行ってまいりました。
駅から公園まで行く途中で見たチョウマメと思しき植物。
フェンスいっぱいにくっついてました。青色が綺麗~。
そのまま自然保護区の森の外側を歩いていきます。
めっちゃなってる実。
何者かは分からず……。
この実の近くにLeafbirdと思しき緑色の鳥がいたんですが、一瞬でどこかに飛んでいってしまいました……惜しいことをした。
垂れ下がる着生シダ。
裏返すと胞子嚢がびっちり!
これはたぶんPyrrosia longifolia?ヒトツバ属な気がするけど……
とりあえずシダを見ると胞子嚢が見たくなってひっくり返す癖がついてしまいました。胞子嚢が見られるととっても嬉しくなってしまいますね。
近くでガサゴソ音がするので覗いてみると黒いニワトリ的なものが。
実は4匹こどもがいます。写真だととてもじゃないけど見つけられないですね。上手に環境に紛れているなぁ。
近くにオスもいました。セキショクヤケイとはカラーリングが違いますね。
そうこうしているうちに海に到着!
シンガポールらしさあふれる、タンカーたっぷりの海景色です。
公園はめちゃくちゃ沢山の人で賑わっていて、皆思い思いに過ごしていました。
散歩したり、座ってご飯を食べたり、パンツ一丁でジョギングしたり……
シンガポール、妙に男性のパンツ一丁ジョギング率高いんですよね。未だにちょっと慣れずにぎょっとしてしまう。
海風が気持ちよくて、いい感じ~。
遊具がある広場の片隅に、ちょこんと戦争遺跡がありました。Machine Gun Postです。
なんでも、海から上陸してきた敵たちを排除するために、中に兵士が入って銃を打つ場所らしいですね。
とはいえ中はかなり暑くて窮屈で、とてもじゃないけれど機能するものではなかったようです。
平和な広場、こどもが遊ぶ真横に平然と置いてあるので、最初は遊具なのか遺跡なのかわかりませんでした。歴史って、あっさりそこにあるものなんだなぁ。そりゃそうか。
これはでっかい岩……かと思いきや、Dragon's Teeth Gateという昔あった象徴的な岩のレプリカらしいです。
航海の時の目印になったりしたものらしいですね。でも、イギリス軍が水路を拡げるために本物は壊しちゃったんだそうです。
これはBerlayer Beacon。お隣のセントーサ島との最短距離を示す場所にあるそうな。
海辺では沢山の人が釣りをする傍ら、グンバイヒルガオが群生していました。
公園に植えてある樹も様々で、
Cordia sebestena(アカバナチシャノキ)と思しきものや……
Coccoloba uviferaなどが生えていました。
Sea Grapeって呼ばれるらしいですね。
そんなこんなで軽く公園の海付近を回ったので、楽しみにしていたマングローブにいよいよ突入!
マングローブ沿いに駅まで戻れるので、そこでお昼ごはんを食べる計画です。そうするとまた来るときに通れるので午前と午後の2回楽しめるってわけ。
さて、どんな感じのマングローブなのかな?また針山ができているかな??と楽しみにしながら足を踏み入れたわけですが……
え???
これは……マングローブっていうか
ただの浸水した森じゃない???????????
川に浸水した森=マングローブって呼ばれてるのか……?
こんな感じで、どこもかしこも浸水していて、針山のような呼吸根は全然見つかりません。
動揺を隠せないまま歩いていると、段々マングローブらしい景色が見られるようになりました。
よかった。マングローブだなぁ。
それでも周りの樹たちは尽く水に沈んでいます。なんなんだ。
前回のマングローブはスンゲイブローで見ましたが、私はその際初マングローブだったこともあり、
支柱根とヒルギの胎生種子を見ることだけが目標になってしまって、マングローブの構成樹種を詳細に見ることができませんでした。
なので、今回は可能な限りマングローブに生息している植物種を片っ端から同定したい!と思っていたのですが……やはり難しいですね。写真は沢山撮ったのですが、同定は全然できてないです。
できてないけどどんどん載せていこうと思います。
Sonneratia albaかなぁ?という樹。
根は板根という感じで、かなり水場の方にせり出していました。
以前スンゲイブローで同定できたヒルギ:Rhizophora mucronataとは違う葉な気がするヒルギっぽい植物も発見。
候補としては、Avicennia alba、Bruguiera parvifloraかなぁ……
ちなみにRhizophora mucronataはこの葉っぱだと思うんですよね。
なんかちょっと、葉っぱの形というか、雰囲気違う気しませんか???
違わないのかな、気の所為なのかな……
植物の同定、難しすぎます。
謎のつる植物から生える謎の実。こういうのもマングローブ限定なんでしょうか?それとも普通の森にもあるのかな。
調べても全然正体分からずです。
葉っぱが細長くてびろびろしてるねぇ。植物が名を名乗ってくれたらいいのに。
こんなに特徴的でも同定できないんだから、何も同定できないぜ……。
これはSea hibiscus(Talipariti tiliaceum)かなぁ……!?
タコノキ……だよなぁ……!?
君も色が違うけどタコノキなんだよなぁ!?!?
もうこんな感じで、ひたすらわからんわからんを繰り返しさまよい続けました。何もわからん。
同定って本当に難しいねぇ……!
こうやって夢中になって写真を撮りまくっていたんですが、ふと下を見るとなんかでかいアリが!
ツムギアリなんでしょうか?シャッター音に反応して止まり、威嚇してきます。怖。
長くなったので一度切りましょう。
その2以降もわからん連鎖が続きます。でもせっかくだから写真は載せたいし、見た誰かに同定して貰えたらありがたいので載せ続けますよ。
セントーサ島のパラワン島に行ってきた
セントーサ島とは、シンガポール島の南にある島で、レジャー施設とかユニバーサルスタジオとか色んな観光施設がひしめき合う夢の島です。
先日、そんなセントーサ島に短時間ですが行ってきました。
目的は……パラワン島!
パラワン島って何?って感じでしょうが、これはシンガポールが主張するには「アジア大陸最南端の島」なのだそうです。割と議論があるところらしいので、微妙なのですが……。
とはいえ面白そうなので、ちょっと行ってみることにしました。
じゃん!これがパラワンビーチです。人が案外沢山います。泳いだり寝たりビーチバレーしたり。
びっくりするのは割と近くに見えるタンカーの数々。いかついタンカーたちで海が占領されています。しかも……
きみ、EVERGREENじゃないかい!?
さすがと某スエズ運河のやつとは別物だと思うけれど……他のタンカーよりあからさまにサイズが違くて面白かったです。
オオハッカも目の前を堂々横切っていきました。こんな砂浜でもいるんだねぇ。
このパラワンビーチの真ん中あたりに、パラワン島へ通じる吊橋があります。
入り口は遠くから見るとビーチの中の小さな森?って感じなのですが、ちゃんと吊橋の入り口になっています。
吊橋は割と海面すれすれまで下がっていて、しかも揺れます。中々できない体験。
パラワン島自体は、この写真でも橋の向こうに見えていますがかなり人工的な島です。
植物も人工的に植えられたのかな?という不自然さがありました。
パラワン島の中に展望台みたいな高いデッキがあるので、登って景色を見たり、島を一周してみたりしました。本当に小さい島なので、あっという間に回れます。
展望台から見たビーチの景色はこんな感じ
海側はパノラマでこんな感じ。
たまたま展望台近くにいたBlack-naped Oriole。海をバックに撮れました。
島にはタコノキ、ギンネムなどがありました。
が、中から見てもやっぱり植生は不自然。人の手が入っているなぁという印象です。ちょっと残念。
ビーチに戻って、ちょっとだけ砂浜も歩いてみました。
貝殻採集とか昔よくやったな~と思いながら歩いていると、なんと口を硬く閉じた小さな二枚貝を発見!
これは可愛いから写真を撮ろう!と思って波打ち際に置いて写真を撮っていたら……
シャッターを切った瞬間
波に攫われていきました。そんな馬鹿な。
ビーチ内にゴバンノアシの花も落ちていました。でっかくて綺麗。
面白い動植物が幾らか見えるかな~なんて思って行ったんですが、結局そこまで多くの特徴的なものは見つけられませんでした。
その上砂浜散策中に急に雨が降ってきて、その後大降りになってしまい、ビーチはスコール状態に。泳いでいた人たちは全て海から出るよう指示され、荷物をカバーで覆いながら人々は雨に濡れていました。道を歩いていた人たちは皆狭いバスの停留所にぎゅうぎゅう詰めになり、私達もすし詰めの一部に……。
その後の天気も怪しかったので撤退せざるをえませんでした。残念。またしっかり見て回りたいですね。
帰りがけにショッピングモールでモンスターカレーを食べました。
このお皿、直径が手のひら3個分くらいあります。すご~~~く大きいです。
そこにとんかつ、豚しゃぶ、エビフライ、魚フライとチーズが載ってるっていうね。
二人で分けて食べるんですが、ちょっときつかったです。食べきれませんでした……。
Sungei Buloh Wetland Reserve行ってきた その2
前回はこちら↓
延々と道なき道を歩き、どうにかSungei Buloh Wetland Reserveに到着!
ビジターセンターの周りの池には、いかにも熱帯っぽい魚が泳いでいました。
写真ではわかりにくいですが、きんきら輝く赤と緑の縞模様の魚もいました。すんごい。
ビジターセンターの屋内でふっと上を見上げると……
なんだ!?!?なんかぶら下がっている!?!?!?
Cynopterus brachyotis、別名Lesser Dog-faced Fruit Batというらしいです。
そこそこの大きさがあり、熟睡している子もいれば、うごうごしている子もいました。よくこんな逆さ吊りで頭に血が登らないなぁ。ももふもふで可愛いですね。
ビジターセンターを通り抜けるとすぐにBuloh Besar Riverが出現します。
両脇がマングローブに囲まれた、絶景ポイントです!!!!!!川もでっかい!!!!!
海側を見るとマレーシアが望めます。
あぁ、めっちゃ支柱根と筍根が見える……
ふと目線を橋の下に落とすと、なんとでっかいイリエワニさんが日光浴の最中でした。
初めて見る野生のワニに大興奮!2mはあるどっしりした巨体、ゴツゴツさがたまらん……。
口をカパーと開けたままじーっと全然動きません。放熱のためかな?と思うのですが、調べてみると諸説あるみたいですね。
口、開けたままで疲れたりしないのかな……ワニの口ってどういう筋構造になってるんだろう。本当に微動だにせずずーっと開けてました。あれだけ巨体だと動くのにも沢山エネルギーが要るんだろうし、動かない方がいいのかもしれないですね。
間近に見る筍根、すごいです。思った以上に針山です。
勿論誰の根なのかはさっぱりわかりません。
ここからは、川と湿地に挟まれたルートを延々と歩いていきます。川サイドを見るともうひたすらヒルギの支柱根です。
何種類かいそうな気はする。気はするんだけど、どれがなんなのか見分けがつきません。同定力も知識も足りない。
あと、支柱根の形をしていない木も案外混じっています。これらも汽水に強い植物なのでしょうか?マングローブって支柱根を持つヒルギの独断場だと思いこんでいたので、意外と複数種、支柱根じゃないものがいることは驚きでした。
家に帰ってから気になって調べてみると、やっぱりかなりの種類の植物がここにはいたみたいです。支柱根じゃなく、板根タイプの植物もいるし、勿論ヒルギ以外もいるんだって。知らなかったなぁ。
species list of mangrove plants in singapore
とはいえ、やっぱり陸地の原生林に比べたらずっと種数は少なそうですね。
実際、原生林を歩いているときよりも、景色の変化に乏しいと言うか、
「どこまで行っても同じ景色しか見えないな……」という気持ちになりました(原生林はめちゃくちゃ種数が豊富で、歩いていても常に違う種・景色が見えている感じ)。
それだけ特殊な環境で、特化した植物のみが生きるのを許される環境である、ということだと思うので、個人的には大変面白い体験でした。
原生林と比べた話をもうちょっとだけすると、林冠の高さが全然違いますね!原生林の方がはちゃめちゃに高いです。見上げると首が痛くなるんですが、こっちは親近感のある高さでした。あとは暗さというか、密度が違います。原生林はみちみちで暗いですが、こっちはスカスカで明るかったです。着生とかつる植物も少ないんじゃないかな?
と、楽しく歩いていると唐突にでかい影が出現。
50cmをゆうに超えるでっかく、どっぷりした謎生物。初めて見ました。恐らくビロードカワウソです。
遠くの方でゴロンゴロンと身体を砂に擦り付けてから、さっさと向こうに走り去ってしまいました。一瞬の邂逅でしたが、めちゃくちゃ感動しました。
とはいえ、思ったよりでかい。でかいし、重量感すごいですね。
去年、シンガポールの植物園でカワウソに襲われて大怪我した人がニュースになっていましたが、あのサイズだと私もやられるな、と思いました。
自然界はいつだって怖い。正しい距離感を保たなければ。
まだまだずーっと同じような景色が続きます。
支柱根と筍根。ここの気根は他の場所よりもちょっと太くて角っぽい気がするぞ。
絡まりまくった支柱根。
こんな大荒れ状態みたいにもなるんですね。知らなかったよ~~。もっと一個一個の木が独立してるもんだと思ってました。
ルートの一番端っこあたりに来ました。
河口付近?に当たると思われます。ヒルギトンネルじゃ~。
両脇のヒルギを喜々として眺めていたら、おや?花と蕾っぽいのがある??
てことは胎生種子もあるんじゃない!?と思って頑張って探したら、ありましたありました!!!
大漁です!!!!!!!!!!!!!!感動!!!!!!!!
葉、根の様子、花、つぼみ、胎生種子の情報的に、恐らくRhizophora mucronataだろうと植物の専門家の人に判定してもらいました!ロッキーさんに感謝。ヤエヤマヒルギに似ていますが、同属の違う植物なんですね。*1
ちなみに胎生種子というのは、果実の中にある種が、まだ木から落とされない内に発芽して成長し始めるー果実の中で育つ種子のことを言います。この写真の茶色い帽子みたいな構造の中に恐らく種子があって、そこからニューっと茎と根が伸びてきているイメージです。緑のぶらんとしている先っぽが根なんですね。胎生種子という名前からも想像されますが、種子の成長の栄養は母体からもらっているようです。面白い構造だなぁ。
この種の場合、胎生種子が1m以上にも伸びて、地面に先端がつくと枝から切り離されるようになっているんだそうです。すごすぎますね。見つけた胎生種子軍団でも、短いものは数cm、長いものは40cmは超えていました。これは見れて嬉しかったなぁ。
この土地でも最も海に面した場所には、Rhizophora mucronataではなさそうなヒルギが生えていました。誰だろう?根の形的にも、枝の伸び方的にも葉の大きさ的にも違う気がするんですが……。すごくこじんまりした木でした。1mちょっとくらい?
この木を眺めてたら、急にスマホが震えて、なにかと思ったら「あなたがマレーシアにいることを検知しました!通信使えません!」みたいな通知が来てました。え!?と戸惑ったのですが、実はこの場所だとマレーシアの電波が飛んでるらしいです。すご。でもマレーシア行ってないんよ。シンガポールの通信使わせておくれ。
Rhizophora mucronataの根を見たら、ぶら下がって先が地面に付いていないものが沢山見つかりました。支柱根は、幹や枝から不定根を出して泥に着地させることでどんどん形作られていきます。
そういう根の作り方が垣間見られてとても嬉しい!
教科書や図説の写真で見ていただけでは感じられなかったヒルギの生き生きとした姿を体験できて、心が震えます。いや、本当に感動ものですよ!胎生種子まで見れたのは恵まれていました。
これは全然関係ないワニと見せかけてただの倒木。
上の写真だと若い木ばっかりで、あんまり筍根もないんですが、
ヒルギっぽいものがないのに筍根だらけの場所もあります。不思議だなぁ。上を歩いたら痛そうだな。
膝根みたいなものもあるのかなと思っていたんですが、実際目についたのは筍根ばかりでした。膝根を持つ種はこの場所にはいないんだろうか?そんなわけはないと思うんですが……。自分が膝根を見分ける目がないのか。その可能性の方が高いですね。
あんまり触れてこなかったんですが、歩道を挟んで川の反対側は湿地がずーっと広がっています。湿地はかなり開けた状態になっていて、鳥が沢山来ていました。渡り鳥も多くいるのでしょう。でもちょっと遠すぎてどれが何だか分からなかったです。
展望台があったので登って湿地を撮ってみました。物凄く広大なことが伝わるでしょうか。
川側の植物はひたすらヒルギをはじめとする似たようなやつばかりでしたが、湿地側は川側の植物とちょっと相が違うのではないかなと感じました。ちょっと種が豊かになるというか……生えてる植物が違うんだと思うんですが、同定力が足りないので何がいて何がいない……みたいなのははっきり言えません。
湿地側はLicuala Spinosaと思しき植物が生えていたり……
こういうのも沢山いました。ヤシ、だとは思うんですが……
全然種が同定できないです。
歩いている最中、こんなものも見つけました。
1m超える高い土の塊です。
植物の幹を巻き込んでいるんですが、これなんなんでしょう?
最初見た時は蟻塚か?とか思ったんですが、ちょっと違う気もしますよね。謎構造物です。
湿地の向こうの孤島みたいな森にも支柱根が見えます。
ルートも終盤、もうすぐ出口というところで、急に黒人のおにいさん2人に謎言語で話しかけられました。
何を言ってるのかわからなかったのですが、身振り手振りでついてこいとやるので、ついていくと、なんと……
超デカイリエワニさんが至近距離でお昼寝してる!!!!!!!!!!!!!!
2mも離れていない場所です。でっぷでぷ。顎のところがかわいい。皮がごつごつでかっこいい。言葉を失ってしまいますね。3m、4mはありそうな体躯でした。乗っかられたら勝てないよ。
湿地の中の池っぽい場所には白い魚もいました。自然豊かだね。
最後、最初に通った橋を通ると、マレーシア側から謎の海流?みたいなのが川にできていました。
行きで見かけたワニさんは場所を移動してまた口パカしていました。
こんなわけで、取り敢えず「マングローブを見たい」という目的を果たし、
その上胎生種子、ワニ、カワウソなども見られたという点では大大大満足な旅でした。
ですが、今回来てみて、マングローブを構成する樹種が複数、しかも支柱根ではないものがそこそこいることがわかったので、次は是非マングローブの樹種を勉強してから来て、同定を楽しみたいです!これだけ豊かな森なのに、低解像度の目で見るだけではもったいないもんね。
あとはやっぱり干潟の生物観察をしたい。湿地の鳥もちゃんと見たい。膝根を見つけたい。木を登るカニとか見てみたい。……欲は止まりません。絶対もう一回来たいと思います!
P.S. 帰りがけ、何故かヘクソカズラっぽい花を見つけました。
すごく似てない????
Sungei Buloh Wetland Reserve行ってきた その1
以前、シンガポールのありのままの自然を見たいといって、自然保護区に行ったお話を載せました。
この時、「次は湿地に行きたい」宣言をしていたのですが、
有言実行、宣言どおりに湿地に行ってまいりました。
ということで今回は、Sungei Buloh Wetland Reserveのお話です。
Sungei Buloh Wetland Reserveってなに
Sungei Buloh Wetland Reserveは、日本で言うところの湿地の自然保護区です。
湿地と言いましたが、実際はかなり広い自然保護区で、
湿地だけでなく、池、森林、そしてマングローブまで幅広く保護しているのがこの地区です。詳しくは場所を見てもらった方が早い気がしますが。
海は海でも対岸にマレーシアがあるような場所なので、Sungei Buloh Wetland Reserveに行くとマレーシアを見ることもできます。すごいですね。
自分はマングローブ林に行ったことが今までなかったので、「マングローブを見たい!!!!!!!」という一心で今回は行ってまいりました。目的が単純でいいね。
まずはSungei Buloh Water Reserve Visitor Centerへ
Kingfisher Podというモニュメントがある海岸に行くため、まずはSungei Buloh Water Reserve Visitor Centerに向かいました。
Sungei Buloh Water Reserve Visitor Centerをちょっと過ぎたところには小さな池があって、カエルや魚が沢山いました。下の写真からカエルを見つけてね。
かわいいな~。Hylarana erythraeaかな?と思うのですが、どうでしょう。
これはおそらくガガブタ。ふわっふわ。
なんだけど、ガガブタって花弁の数決まってないんですかね?上の写真だと5なのに、下の写真だと6なんですよ。
幾つか見比べてみたんですが、5、6どちらも沢山あって、変種という感じでもなかったです。不思議だなぁ。
Kingfisher Podに向かう道。あ~、いい森ですね……。
とはいえ、Bukit timahに比べたら鬱蒼と茂ってる感じでもないし、樹高も高くない気がします。
なんだろう、幹がしっかりぶっといやつがあんまりいないのかな?ヤシみたいなものとかが多めな印象を受けました。やっぱり場所が場所なだけに、生息できる植物も変わってくるというか、制限されてくるのかな。
こんな植物がずーっと茂ってるゾーンもありました。これなんだろう?
2mか3mくらいしか高さがない感じで、親しみやすいサイズ感でした。中がスカスカで、秘密基地とか作れそうでしたね。あと「となりのトトロ」で小トトロと中トトロを追いかけて通るトンネルにも似ていた(伝わるのか?これ)。
森を抜けると……海岸がみえてきた!
うわーい!海岸じゃい!!!!!!!
いい感じに干上がってますね。干潟はいいな。探索したいな。
でも残念ながら、干潟に直接下りることはできません。干潟の2mほど上を通る通路から眺めるしか方法がないです。
ちなみに海の向こうに見えているのがマレーシアですよ!文明を感じる!
ぐるっと見るとこんな感じの景色です。
干潟に差し迫るのは森です。もこもこ。
この干潟に隣接する森の地面を見ると、トゲトゲしているのがよくわかります。
これは「気根」ですね!?生えすぎてどの気根がどの植物のか全然わかんないですね。ていうか針山、地獄絵図みたい。風流がないな。
ヒルギもいましたよ!この足!この足が見たかった!!!
ヒルギ、もっと小さいもんだと思いこんでいたんですが実際はめちゃくちゃ背高かったです。5mくらいだと思ってたのに、10mは余裕であるんじゃないか?
日本のマングローブだとヒルギはそんなに背が高くならないみたいですが、こちらだと普通に背も高くなるみたいです。そもそも種類も同じのもあれば、違うのもあるようで、こっちの方がヒルギの種類は多いみたいですね。知らなかったなぁ。
本当はもっと干潟をじーっと見続けて、スキッパー(トビハゼとかの魚)とか、カブトガニ?とか、色々見つけたかったんですが……ちょっと時間がなかったので、泣く泣く離れました。次来た時はここで3時間は粘ります。本当です。
さて、ここから沿岸沿いの森を通って次の目的地へ……と思ったら、なんと工事中で通れませんでした。次の目的地であるSungei Buloh Wetland Reserve Wetland Centreに行くには、普通の道路を通るしかないようです。
えーと思いながら森を抜けて道路に向かう途中で、でっかいオオトカゲに出会いました。
でっかいねぇ。立派だねぇ。
あんまり警戒心もないのか、日陰に入ってうにゃうにゃしていました。眠たかったのかな。
さて、ここから10分以上の道路散歩です。なんだよ~、森を通らせてくれよ~!
しかも道路、歩道ないんですよね。脇の芝生の中を「歩いた道が歩道なのだ」と言わんばかりに通って進みました。なんだこれ。
ぶーぶー言ってたんですが、中々面白いものも幾つか発見しました。
面白いもの1つめ。唐突に出現した犬。
めちゃくちゃ毛並みいいけど、君、飼い犬?それとも野良?
シンガポールの街中では、野良犬どころか野良猫も全然見ません。なので、こんな場所で犬と出会うとは思わずびっくりしてしまいました。道路の真横なのにこの寛ぎようです。肝が座っていますね。そしてかわいい。
面白いもの2つめ。ワニ農園。
企業のマークっぽいもの。
本当にワニなの?と思ったら、本当にワニを養殖する農場らしいです。
このワニ農場には13,000頭もワニが養殖されていて、食肉処理とか、皮なめしとかしてるんだって。
孵化や研究もされているそうで、本当にワニ農園だ……ってちょっと愕然としました。だってワニ農園があるなんて思わないんだもん。思わないでしょ?
ちょっと見学してみたい気持ちになりましたが、ぐっとこらえて前に進みます(一応言っておくと、見学は予約しないとだめみたいです)。ひたすら車がほぼ通らない道路と広大な土地が続きます。こんなことなら休日に来たらよかった。休日ならバスでひとっとびなのに。
皆さんは是非、休日に行かれることをおすすめします(入場に$1かかりますが)。
続きは次回!
極めろ外食道
シンガポールでは自炊の方が高くつく、とよく言われています。
実際食材は日本の感覚よりも高めな気がします。
代わりに外食は沢山種類があり、値段も様々です。
今回は自分が試した外食の一部を紹介します。一部、お店(ドンキとか)で売ってるご飯を買ってきてるものもあるけど、まぁいいでしょう。冷凍食品と自炊以外は外食だよ。たぶん。
Yong Tou Foo(酿豆腐)
これはものすごくおすすめ。
まず、自分が欲しい材料を6個とる。で、それをお店の人に渡すと作ってくれる。
海苔巻きのお肉は揚げることも選べる。
あつあつで、あまり塩気もなく、さっぱりおいしい鶏?のような味がするスープ。
$6くらいで十分な量を食べられ、かつ野菜がとれるのでとてもよい。
スープは自分で好きな味にカスタマイズもできる。左は酢醤油のような味で、右は辛いやつ。
辛いやつをいれたときはこんな感じ。好きな辛さにでき、辛いスープもおいしい。
SUBWAY
サブウェイは$6とかで十分量の野菜をとれるので重宝してる。
日本でもサブウェイはあるが、こちらのメニューは日本と違う。例えば私はえびアボカドが好きだったが、こちらのサブウェイにはそれがない。
チキンハムとか、テリヤキチキンとかを私はよく頼む。
こちらのサブウェイはどこもそうなのかはわからないが、これでもかというほど野菜を沢山突っ込んで、もはや収まらないほどにして渡してくれる。これは本当にありがたい。
日本だとあんまり入れてくれないので、毎回「野菜多めで」って言うのが面倒だった。
日本では見ないような野菜もあるけれど、私は面倒なので毎回全部入れてもらっちゃう。すると口の中がお祭りみたいになって楽しい。味が代わる代わる色々出てきて面白い。
いだてんうどん
シンガポールではなかなかレアなお店らしい。一度だけ食べた。
作り方はかなり雑だったけど、味はやさしいおうどんだった。うどんはやわこい。
これで$10近くするのだからなかなかつらい(天ぷらとかはつけていない)。地元の人は釜玉$6くらいを頼んで、それに天ぷらをつけるっぽい。
私はうどん大好き人間なので、こちらでも頻繁にうどんが食べたくなってしまうが、スーパーだと1玉$1超え(冷凍でも生でも)。乾麺タイプもあんまり安くないし、どん兵衛みたいなカップ麺を買おうにも1個$3とかするのでたまったもんじゃない。簡単には食べられない。
というかそもそも、うどんに合うような肉が手に入らない。豚こまは見たことすらないし、薄切り肉は「しゃぶしゃぶ肉」か「すきやき肉」と表記してあり、結果100g$3とかする。高すぎない???ということで、あんまり作ることもできない。
うどんがこんなに高級品になるなんて。もっと日本で食べておけばよかった……
マクドナルド
マクドナルドはどこにでもあるのでとてもホッとする。ちなみにスターバックスもめちゃくちゃよく見る。
メニューはもちろん日本と全く同じではないが、重複するところもあったのでそれを試しに頼んでみた。
ハンバーガー($2)とナゲット($4くらい?)とポテト($1.5)。
サイズは日本のと変わらないし、味も変わらなかった。
が、ナゲットだけはなんか妙に薄かった。一個一個が薄くて、日本のものの0.8倍くらい?の薄さな気がする。ふっくらしたナゲットが食べたい。
ちなみにこちらのマクドナルドは、全店舗そうなのかはわからないが「板」で注文をすることができる。でっかい板が立っていて、それを使ってメニューを選んでいくと注文ができてしまうのだ。
人と話さなくていいのはもちろん、細かい設定ができるのがすごくよい。例えばハンバーガーなら、optionでタマネギなし・あり・増し、ピクルスなし・あり・増し……といった具合に、全てのパラメータについていじることができる。
店員さんに向かって注文するときはあまり細かい指定はできないけれど、これなら超わがままができる。大変うれしいサービスだと思う。
大戸屋
大戸屋?そう、シンガポールには大戸屋がある。実は案外日本系のお店はあって、日本語でメニューが書いてあるお店も平然とモールに入ってたりする。べんり~~
今まで見かけたものの一例をあげると、スシロー、一蘭、モスバーガー、ココイチ、とんかつマ・メゾン、ペッパーランチ、やよい軒、しゃぶ菜、銀だこ……普通にあるものなのだなぁ。
で、大戸屋はかなりお得な部類。テイクアウトでfoodpandaなどを使うと割引がきいて、鶏黒酢+五穀米+ポテサラ+でっかい豚汁で$7.5とかで収まっちゃう。すごーい。
味は普通に大戸屋でとてもおいしい。野菜もちゃんと入っていて嬉しい。
時々黒酢が多すぎて漏れているけどしょうがない。何より五穀米が最高。
Domino pizza
日本にもあるドミノ・ピザはシンガポールにもある。もちろんピザハットもある。
「ピザ頼んでみよう!」と思い立ってドミノ・ピザをネット注文しようとしたわけだが、最初はわけがわからずかなり苦労した。
それでもなんとか注文を済ませ、時間ぴったりに受け取りに行くと、なんとお店のおじちゃんが注文を取り間違えて全然違うピザを焼いていたらしい。
悲しいことにそこから何十分と待たされて(しかも途中ピザを焼く機械のコンベアーが壊れて、余計時間がかかった)、お腹ぺこぺこでものを手に入れた。なぜか1.5Lのコーラもついてきた。クーポンのせいらしいが、重すぎる。
これがエビとトマトのピザ。超美味しい。
これがてりやきのピザ。てりやきソースが濃すぎるし、あるはずのチキンを感じない。はずれ。
ピザはケチったら負けだね。
ASTONS Specialities
$13.5くらい?でがっつりしたチキンが食べられるお店。
付け合せを2つ選べるので、自分はいつもポテトと野菜にしちゃう。
色んなソースが選べておいしい。ちょっと塩辛いけれど。
COLLIN'S
こちらもがっつりチキンが食べられるお店。
$20で二人分のチキンが手に入るセットがあるので、それを頼むとお得。
謎のソーセージもついてくる。
ソーセージはチーズが入っていて、なかなかにおいしい。
けどチキンは個人的にはASTONSの方が好き。
ついてくるサラダもなんかちょっと変わった味がする(柑橘系?)ので、あんまり好きくない。そしてトウモロコシは食べにくい。トウモロコシってどうやって食べるのが正解なのか未だにわからない。
客家擂茶
客家擂茶で合ってるのか、それとも客家擂茶飯が合っているのかよくわからないが、客家擂茶をお店で注文するとこうなる。
米の上に、漬物?のような野菜がいくつか乗っていて、そこにじゃことかが乗っている。お茶のような濁ったものがついてくる。
お茶を入れてかき混ぜて食べる、というのが一応食べ方ぽいのだけれど、私はあんまり口に合わなかった。あまりにも味が素朴すぎて、タンパク質を感じないし、なんだか寂しくなってしまうのだ。
しかもこれでお高めなので、リピートはないかなぁと思っている。好きな人は好きそう。
れんこんスープ?
こちらにくるとスープのお店が大量にあるのだが(中国語のやつ)、その中でもよく見るものの一つがれんこんのスープ。
黒豆がベースになったスープぽくて、飲むとやさしい甘み。悪くはないけど、パンチはない。胃に優しそう。
モスバーガー
モスバーガーのメニューも日本と違う。
私は試しに、日本にもある「菜摘」と、日本にはない「海老天」というものを頼んでみた。
これが海老天。
つゆだく。ライスバーガーだった。
えびもそこまで感じないし、まぁ……という感じ。
菜摘はこんなの。
レタスに元気がない。量もなければ元気もない。
実際端はいたんでいて、茶色く変色していた。悲しい……
菜摘といえばやはりシャキシャキ元気なレタスでしょう。
ちょっとドレッシングの味も違う時がある(店舗によるのかな?)。日本の菜摘が恋しいな。一個$5くらい。
学食ごはん
大学の学食でもご飯をたべてきた。
自分で欲しいメニューを選んでとってもらうタイプのお店。こんなにもりもりで$6くらい。やすい。
安くて色々食べられるのは嬉しいが、脂っこい、甘い、塩辛い、といった感じでちょっと量食べるのはきついものがあった。
まぁ、しょうがないかぁ……
ドンキの生サーモン寿司
おいしい。なんでサーモン寿司ばっかり売ってるんだろう。一つのコーナーが全部サーモンでだいだい色になってるの面白すぎる。
おいしいから人気なんだろうけど、皆買い物きてる人がサーモン寿司持ってるのを見るとすごいなぁって思う。
シンガポール人はサーモン大好きなのかもしれないね。
日本の食事と比べて思うのは、
日本は安価でも十分美味しいものが食べられて、ハズレが基本的になくて、栄養価もとろうと思えばとれる(野菜もタンパク質も)、という感じなのですが
シンガポールの場合だとちゃんと選ばないと炭水化物の塊みたいなものになってしまって、油・砂糖・塩だらけで、バランス良くかつ味がいい食事を得ようとすると途端に高価になってしまう、という印象があります。
シンガポールで街を歩いていると、かなり高い頻度で脚を引きずってよたよた歩く年配の方に会いますが、これは糖尿病で脚の神経がやられているのだと聞きました。真偽の程はわかりませんが、安価な外食を見ていると確かになりそうだなという気持ちになります。
基本なんでも甘いんですよね……こちらで通常飲まれるコーヒーも「コピ」といって、濃くて苦いコーヒーに砂糖とミルクをたっぷり加えたものですし、お菓子も甘いし。何もかも甘めな味付けが基本なのかなと勝手に思っています。または塩辛いか、辛いか、油か……みたいな。
日本の良さって、あまり何も考えずに外出したりご飯を買ったりしても、そんなに塩分・油・糖が気になることなく、美味しく、かつ野菜もタンパク質も安価で手軽に摂取できるところにあったんだなぁって、今はつくづく思います。本当に恵まれていると思う。あとうどんが好きなのでうどんがサクッと食べられる日本は神です。